PROJECT MEMBER

伝統工芸職人

プロジェクトメンバー写真(首里織)

安座間 美佐子 (右上) 首里織 那覇伝統織物事業協同組合 理事長

山城 有希子 (左) 首里織 職人

比嘉 浩子 (右下) 首里織 職人

次の時代へ伝統工芸も進化する。

伝統的工芸品の首里織は琉球王朝時代より織り継がれた織物です。それを私たちは次につなげていく使命があります。そのためにはどうしたら良いか。伝統を継承しながらも、今の時代や若者にマッチした伝統工芸品を創造しなくてはいけません。そして、沖縄伝統工芸品は土産物ではなく日用でも使えることを、沖縄に住む多くの若者、そして子どもたちに伝えたい。だからこそ、今回の協働は、どうしても成功させたいと思い、チャレンジしました。実際の開発では、着る回数、洗う回数が増えることを予測し、糸の太さ(強度)と布の密度をすべて計算し、スポーツ素材に合う首里織にするために何十回と試織を行いました。試行錯誤はしましたが、強くて伸びるヨネックスの最先端の生地に耐えうるような、「工夫した首里織」ができたと思います。沖縄には、まだまだ手仕事がたくさん残っています。この機会に、ぜひ手織りの魅力、そして「新しい」伝統工芸を知ってもらえたら嬉しいです。

スポーツチーム

プロジェクトメンバー写真(沖縄SV(エスファウ))

高原 直泰 沖縄SV 選手兼監督

沖縄SVを通じて、沖縄の子どもたちに沖縄の魅力を伝える。

今回、沖縄SVとしてこだわったのは、よりシンプルで、普段でも着られるデザイン。とは言え、「首里織」と「琉球びんがた」の魅力はしっかりと表現したい。首里織は、襟裏とポケットにさり気なく、近似値色にて織り込んだものを。琉球びんがたは逆に華やかで、でも高貴に見えるようにデザイン依頼をしました。
このプロジェクトの魅力は、沖縄が世界に誇る伝統工芸を自分たちが着ることで、沖縄の誇りを共有できる。さらには、このポロシャツを普段着として着用することで、応援してくれる子どもたちに、沖縄が世界に誇る伝統工芸の魅力を視覚的に伝えられるし、もし、聞かれても、首里織が手織りであることや、びんがたの模様について、僕たちが伝えられます。これからは、こうした文化的側面からも地域貢献できるスポーツチームとして、しっかりとPRしていきたいと考えています。

工芸コーディネーター

プロジェクトメンバー写真(沖縄県工芸産業協働センター)

金城 有起 NPO法人 沖縄県工芸産業協働センター 工芸産業コーディネーター

このプロジェクトで、沖縄の伝統工芸を支えていきたい。

今回の伝統工芸とスポーツウェアのコラボは、とてもハードルの高いものでした。しかし、こうして2つのウェアが出来上がり、「伝統工芸のこれから」というスタートラインに立てたことは素晴らしい成果。職人さんとヨネックス、沖縄SVなど関わったすべての人たちが、「できることとできないこと、したいこととしてもらいたいこと」など、本気で話し合い、連絡を密にして進行していけたことが伝統工芸側としては、とても刺激になり、今後につながる経験になったはずです。後々、この協働が、沖縄の伝統工芸の大きな礎になっていくのではと、希望と期待が生まれるものでした。これから先、沖縄の伝統工芸を伝えいく我々は、手仕事で現代的に何ができるのか、ということを考えていく必要があります。その答えとして「OKINAWA CRAFT LABO」を続けていくことが、これからの沖縄の未来につながると信じています。

伝統工芸職人

プロジェクトメンバー写真(琉球びんがた)

神村 真由美 (左上) 琉球びんがた事業協同組合 副理事長

永吉 剛大 (左下) 琉球びんがた 職人

福田 貴子 (右) 琉球びんがた 職人

このイノベーションは、未来への道標。

和物ではなくスポーツウェアでびんがたを使用すると課題をいただいた時、まず問題となったのは、そのままでは洗濯ができないということ。洗う頻度が高いスポーツウェアとの協働に暗雲がかかりました。しかし、デザイナーの方から手染めではなくグラデーションもしっかり再現できる高性能のプリントはどうだろうと。私たちも、図柄、型紙、色差し・隈取りとすべての工程を踏まえることで、琉球びんがたの魅力は生き続けるのではと試していただきました。実際、完成したポロシャツを目にして、手染めの色合いで出す「ぼかし」の柔らかさまでは100%は表現できないものの「摩擦度の強いプリント」と「手染め」との商品展開の住み分けや広がりに可能性を感じました。

ブランディング・デザイン

プロジェクトメンバー写真(琉球びんがた)

中村 裕二 (左上) 大髙商事 マーケティングプランナー

川田 勝也 (左下) ブランディングディレクター

加藤 保明 (右) プランナー

伝統工芸を次の百年につなげていくために。

商品を作るのではなく、ブランドを創ること。それが、このプロジェクトを進めていく上で、最も大切にした点です。時代がどれだけ進化したとしても、ずっと使われ続けていくような、汎用力のある伝統工芸にすること。何百年と人から人へ継承されてきた手作業はそのままに、進化できるところを模索して、伝統工芸の伸びしろを見つけることが私たちのできることだと考えました。 伝統工芸をスポーツ向けに進化させるという企画を進めていく上で、伝統工芸の職人の皆さんから積極的な意見が出たのも大きな進化と言えるのではないかと思いました。また、多くの意見とともに、たくさんの試織や、量産への対策、手作業の美しさや丁寧さはそのままに、新しい時代の技術を取り入れるなど、スポーツウェアにも伝統工芸が使えるということを見事に証明してくれました。「OKINAWA CRAFT LABO」という名のもとに、次は、どんな伸びしろが見つかるか、自分たち自身も楽しみながらサポートできればと思っています。

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